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宮司プレス
宮司 柴田宣夫
宮司プレスとは…
月1回発行する季節を交えた話題・
祭典行事のご報告する季刊誌です。
最新号  
一

第百二十二四
(一面)

発行 平成二十九年 七月四日
◇宮司の柴田です。 御神殿の北側と東側の紫陽花(あじさい)の花が、水色やうす紅(くれない)の花を咲かせて色鮮やかです。 先代典行宮司が、丹精込めて植えたものです。 日本原産のアジサイは、「あづさあい」と呼ばれていたそうでして、「あづ」は集まる、「さあい」は藍色(あいいろ)を意味しまして、青い花が集まった様子を表していたのだそうです。 唐の時代の詩人である白楽天(はくらくてん)が、実は、違う花のことだったそうですが、「紫陽花」と名付けて、漢字表記が日本に伝わったそうです。 アジサイは、かつての日本では、あまり人気のある花ではなかったそうです。 それは、白から赤や青に次第に花の色を変えていくのが特徴で、「七変化」の別名があり、心変わり、無節操に通じるとされていたからだそうです。 アジサイの色が変わるのは、細胞に老廃物(ろうはいぶつ)がたまる、いわゆる老化が原因だそうです。 もちろん、他の植物も同じように老化するのですが、アジサイほど目立たず、しかも、アジサイの花の寿命が極めて長いから、色の変化をたっぷりと楽しむことができるのだそうです。 中世の室町時代に、「能(のう)」を一般大衆芸能から芸術、道に高め大成(たいせい)したといわれる世阿弥(ぜあみ)が書き残した教育書である「風姿花伝書(ふうしかでんしょ)」には、「秘すれば花 秘せずは花なかるべし」と書かれています。 その鮮やかに美しく咲いている花は、それ自体が、美しいのであって、多くを語ってはいけない、まさに、「秘めた多言(たげん)」なのだと諭(さと)されています。 老化現象が、七変化で、色とりどりの花を結構長く咲かせるなどと、多くを語ってしまいました。 世阿弥さんから、叱(しか)られそうであります。 私事で恐縮ですが、今月の二十七日で、五十五歳の齢を重ねることとなります。 その「風姿花伝書」には、その年齢に応じた稽古の仕方が記されていまして、最高潮は、四十代前半で、その後は、下り坂なのだそうです。 しかし、その四十代からも、しっかりと稽古を重ねれば、有終の花を咲かせることができるとおっしゃっています。 アジサイが、老化現象で美しく花を咲かせているわけですから、長寿社会でもありますので、加齢とともに、別の魅力を発揮したいものです。  お待たせしました、宮司プレス第百二十四号の発行です。 遅れの累積減少の道のりは、なかなか険しく、本来であるならば、第百三十四号の発行のはずでありますから、遅れの累積は、十ヶ月ということとなります。 
◇京都大学教授の中西輝政さんは、今の世界の混乱の要因は、「三つの極端」にあると仰っています。 アメリカや欧州に見られるグローバル化、リベラリズム、そしてアジアの軍拡(ぐんかく)と独裁(どくさい)が同時並行(どうじへいこう)で起きているところにあるそうです。 日本は、この三つの極端を避けて中庸(ちゅうよう)、その三つの極端にかたよらず、中道(ちゅうどう)中正(ちゅうせい)を守らなければならない、その中庸とは、日本の国の伝統を守ることなのだそうです。  
◇民俗学者の柳田国男さんは、「敬神は要するに道徳である」と説かれました。 日本の伝統を守る中庸の道とは、人々を結びつける古来の神々を祭る神社に、心のよりどころを見いだし、敬神崇祖の誠の心を育(はぐく)む、日本人の道徳を守ることもひとつの手立てでしょう。 民俗学者であり国文学者、歌人の折口信夫(おりぐち しのぶ)さんは、日本古来のしきたりや年中行事を「生活の古典」と呼ばれました。 神代(かみよ)につながる古い昔から連綿とつらなり、祖先が続けてきたしきたりや、四季折々の年中行事に、日本人としての安らぎを得てきたと思うのです。 生活の古典である年中行事を伝え守り継承することが、日本の力ともなりえるのではないでしょうか。 吉田松陰先生は、「備えとは武器にあらず 敷島の大和心」と諭されています。 大和心(やまとこころ)とは、大いなる和らぎで、和の心をもって、むつみあう、日本人のオブリージュ(フランス語で、果たすべき道徳という意味)です。 フランスの随想家であるモンテニューさんも、「少しも他人のために生きない者は、ほとんど自分のためにも生きていない」という言葉を残していらっしゃいます。 地域社会の一員として、公のために生きる、これこそが、大和心だと思います。 
◇中庸の道は、「敬神」という日本人の道徳、「生活の古典」というべきしきたり、年中行事の継承、さらに、相互扶助相互規制の「大和心」を守り伝えることだと考えます。 日本人の伝統的信念の別名(べつみょう)である神社神道を伝え守る我々神職の使命は、日本の歩むべき中庸の道であることを信じて、しっかりと襟を正しておつとめして参ります。 これからも、宜しくお導きください。 ご自愛をお祈り申し上げます。  
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ニ

第百二十四号
(二面)

発行 平成二十九年 七月四日
◇四月、五月の祭典行事報告

▼月次祭 *四月一日、十五日、五月一日、十五日 
▼消防機庫竣工式 *四月五日
▼六連島荒神社例祭 *四月八日
▼竹の子島金刀比羅宮例祭 *四月九日〜十日
▼舟島祭 ※舟島神社例祭、佐々木小次郎慰霊祭
  *四月十五日
▼彦島地区戦没者慰霊祭
 *四月二十三日
▼海上安全大漁祈願祭(南風泊)*四月二十四日 
▼昭和祭 *四月二十九日
▼塩釜祭 *五月三日
▼豊野神社正式参拝 *五月十五日
▼福浦金刀比羅宮例祭 *五月二十日〜二十一日 
 *前夜祭、本殿祭、御神幸祭 
▼手水舎龍口奉納奉告祭 *五月二十六日

◇四月、五月の宮司の行事会議等活動報告
▼八幡宮関係団体
 ◇維蘇志会総会 *四月四日
 ◇とこわか奉納グランドゴルフ会舟島杯 *四月九日
 ◇奉賛会監査、役員会 *四月二十一日
 ◇敬神婦人会総会 *五月七日
 ◇早起会役員会 *五月十六日
 ◇奉賛会総会 *五月二十六日
▼山口県神社庁、同下関支部関係
 ◇山口県神社総代会研修会 *四月四日
 ◇下関支部幹事会 *四月十二日
 ◇山口県神社庁役員会 *五月十六日
 ◇中国地区社頭講話研修会
  *五月三十日〜三十一日
▼教誨(きょうかい)活動
  ※美祢社会復帰促進センター
 ◇集合教誨男子 *五月二十二日
 ◇集合教誨女子 *五月二十二日
▼下関西ロータリークラブ
 ◇例会 *四月五日、十二日、五月十日
 ◇理事会 *四月十二日、五月十日
▼講演活動
 ◇廣旗八幡宮祈年祭講演 *五月十三日
▼その他
 ◇下関木鶏クラブ例会 *四月一日
 ◇下関市立西山小学校入学式 *四月十日
 ◇下関市立玄洋中学校入学式*四月十日
 ◇迫町自治会役員会 *四月十九日
 ◇迫町自治会組合長会議 *四月二十二日
 ◇人権擁護委員会研修会 *四月二十五日
 ◇西山小学校PTA歓送迎会 *五月十二日
 ◇玄洋中学校学校CS *五月十八日
 ◇人権擁護委員人権相談*五月二十四日
 ◇西山小学校CS *五月三十日
 
■これまでの記録
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